歯周病治療

Periodontal

歯周病の原因は?

歯周病の主な原因は、口腔内に生息する歯周病菌による炎症です。歯垢や歯石が歯周ポケットに溜まると、歯周病菌が増殖し、歯肉の炎症を引き起こします。
この炎症が慢性化すると、歯槽骨が溶かされ、歯がぐらついたり失われる歯周病が進行します。歯磨きや歯科検診を通じて、適切な予防と治療が必要です。

歯周病の進行度合い

  1. Step01軽度歯周炎

    茶色くなっている部分は2,3日以上ついているプラークです。歯ぐきが腫れるので、赤くなる部分があります。
    歯みがきしたとき、ときどき血が出る場合は要注意です。

  2. Step02中等度歯周炎

    さらに放っておくと、プラークがどんどん溜まっていき、骨が溶けていきます。また、口臭が気になったり、歯ぐきから膿が出たりします。

  3. Step03重度歯周炎

    ここまでくると、歯石やプラークが歯周ポケット内に溜まり、歯がぐらぐらになります。また、口臭がきつくなり、歯ぐきから膿がいつも出るようになります。

歯周病が及ぼす
全身への影響

歯周病は全身疾患を引き起こすリスクを高めます。歯ぐきの毛細血管などから体内に侵入し、強い毒素を放出しながら全身を巡ります。結果的に、動脈硬化に伴う心筋梗塞などの心臓病、糖尿病の発症や進行の原因にもなりえます。また、妊娠中の場合は子宮の収縮を強めて早産や低体重児出産のリスクを高めると言われています。

歯周病の主な治療方法

ブラッシング指導

間違った歯磨きを続けていると、どんなに頑張っても、磨き残しが増えてしまい、むし歯や歯周病の原因になります。そこで当クリニックでは、歯磨き指導を積極的に行うことで患者さんのセルフケアの精度を高めています。当クリニックの歯科衛生士がわかりやすくアドバイスしますので、歯磨きに関するお悩みがあればお気軽にご相談ください。

スケーリング

スケーラーと呼ばれる器具を利用して、お口の中の歯垢や歯石を除去する処置です。細菌の塊である歯垢が歯石になると、ブラッシングではほぼ取り除くことができません。そのため3か月に1度はスケーリングを受けるようにしましょう。

定期的なメインテナンスを
おススメします

歯周病治療を受けて症状が改善した後は、定期的な歯科医院での専門的ケアが欠かせません。
治療後も歯周ポケット内には細菌が残存しており、放置すると3ヶ月ほどで再び悪化する可能性があります。
そのため、細菌が歯周組織に悪影響を及ぼす前に、定期的なメインテナンスを受けることが歯周病の再発予防につながります。
患者様ご自身による日々のセルフケアと併せて、専門家によるケアを継続的に受けることが、歯周病のコントロールには重要なのです。

予防歯科