口腔管理手帳について
当院では口腔管理手帳を患者さんとの連絡ツールとして使用しています。
必ずお持ちの上ご来院ください。
人が健康を維持していく上で、口腔内の健康管理は非常に重要なことです。良く噛み、きちんと栄養を取ることで、健康的な生活を営むことができるからです。口腔管理手帳は、毎回の治療内容を簡潔に記載し、患者さんにご自分の治療について理解し、その大切さを認識していただくことを目的としています。
口腔管理手帳を始めたわけ
当院では、すべての患者さんに『口腔管理手帳』をお渡ししています。これは、診察券も兼ねた当院オリジナルの手帳で、診察時には必ず患者さんにご持参いただいております。開業当初からお渡ししている手帳ですので、長く通っていただいている方ですと、もう2~3冊目ということも少なくありません。
『口腔管理手帳』のメリットは、治療内容や治療の流れを患者さんご自身で把握できることです。
歯科医院での治療は、いくら口頭でかみくだいて説明してもわかりにくいことが多いもの。どのような治療をされたのか理解できないまま何度も通うのは、患者さんにとって不安の要因にもなるでしょう。
そこで当院では、治療時に口頭で説明した内容を『口腔管理手帳』にも記載し、患者さんがご自身の治療内容をご理解いただき、安心して治療を受けていただけるよう努めています。
たとえば根の治療の場合、身長と同様に患者さんによって異なる根の長さを計ってから治療を行うわけですが、そうした詳しい内容についても口頭での説明だけでなく、手帳に記載しています。
衛生面、滅菌対策について
患者さんに安心して治療を受けていただくために、衛生面にも気を配っています。
治療に使用するものに関しては、使い捨てできるものは使い捨てに、また、できないものは専用器具を使って滅菌・殺菌処理を施し、できる限りの完璧な衛生状態を保っています。なかでも歯を削る器具は、患者さんごとにオイルライザーという高温オイル殺菌洗浄器によって、器具の表面や内部に付着した血液や細菌を死滅させてから次の治療に使用します。
他にも当院では器具除染用洗浄器ウォッシャーディスインフェクターを採用しております。
感染の原因となる血液や唾液などの蛋白質の汚れを落とす以外に、約90℃の熱水で洗浄。そのため素手で触っても問題ないレベルまで消毒が可能です。肝炎やHIVウイルスに対しても効果が期待できます。
痛みの少ない治療について
治療ですから、まったく痛みをゼロにすることはできませんし、痛みの感じ方も患者さんによって異なります。そのため当院では、多少痛みを伴う場合は、正直に患者さんにお話してから治療に入ることを心がけています。
そのうえで、できるだけ痛みを軽減させる工夫(麻酔を打つ際は、事前に表面麻酔を施す。電動麻酔器を使用するなど)を行っています。
また、治療に対する恐怖感や不安感も、痛みの感覚を刺激する要因となりますので、患者さんがリラックスできる会話や雰囲気づくりにも気を配っています。
治療機器のご紹介
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表面麻酔 シリジェット 無針注射器
針の無い注射器。バネの力で勢いよく麻酔薬を吹き付け表面を麻酔でその後使用する麻酔注射器の針を刺す“チクッ”という痛みをおさえます。
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電動注射器
注射は内筒を勢いよく圧力を掛けて押すと痛いです。当院では電動注射器を使用し、一定の力と速度で緩やかに行いますので、極力痛みをおさえます。